Stochastic Online Anomaly Analysis for Streaming Time Series (IJCAI 2017) https://doi.org/10.24963/ijcai.2017/445
Student-t process を使ったストリーミング時系列に対する新しい異常検知手法を提案する。 時系列関数が Student-t process に従うと仮定し予測分布を推定する。 得られた予測分布に対して実際の観測値が確率 p の予測区間から外れた場合を異常とみなす。 モデルの学習はフルベイズで行われ、カーネル関数の持つハイパーパラメータについても学習する。 (カーネル関数の選択はある程度重要になってくると思われるが論文中では選択法については触れていない) 通常はバッチ学習だがストリーミングデータに対応するために SGD を用いたオンライン学習手法に改変する。 実験では、既存手法より提案手法の方が、異常検知精度と予測精度の両方において良いという結果が得られた。 [Smith+ 2012] ではガウス過程を使った同様の手法が提案されているが、学習データに外れ値が含まれている場合に予測精度が落ちる。 これに対し、Student-t process では外れ値に対してロバストであることを実験により示した。